お墓や供養の種類は全部で9種類!後悔しないお墓選びのポイント

「お墓を建てたいけど、なにから準備したらいいのかな」
「そもそも、お墓にはどんな種類があるんだろう」

一般的な買い物と違い、お墓を購入する機会は少ないですし、周囲に経験者も少ないので、なかなか情報を得ることが難しいですよね。
しかも、お墓は高価な買い物ですし、購入した後に「思っていたものと違ったから、買い替えよう」というわけにもいきません。

そのため、お墓は購入前によく吟味して、選ぶ必要があります。
この記事では、あなたがお墓選びで後悔しないように、お墓の種類や費用の相場、お墓選びの流れをご説明します。

9つのお墓や埋葬の種類から、あなたの家に合うものを選ぼう

お墓や埋葬の種類は、以下の9種類です。
概要や費用の相場について、説明していきますね。

1.先祖代々の遺骨が安置されている「家族墓」

家族墓は、もっとも一般的な先祖代々の遺骨が納められている「家」単位のお墓です。 お墓の承継者(継ぐ人)が必要なので、家族で話し合いをしておく必要があります。 墓石や永代使用料・工事費などを合わせると200万円~400万円ほどの費用がかかります。

2.二つの家のお墓がまとまった「両家墓」

両家墓は、二つの家のお墓をひとつにまとめて供養するお墓です。
お墓の承継者が必要なので、家族でしっかりと話し合いましょう。
家族墓と同様、墓石や永代使用料・工事費などを合わせると200万円~400万円ほどの費用がかかります。
さらに、別々の場所にあるお墓をまとめる場合は、既存のお墓の撤去費用(数十万円)も必要です。

3.承継者を必要とせず、夫婦だけが入る「夫婦墓」

夫婦墓は夫婦二人だけのお墓で、承継を前提としません。
そのため、夫婦が二人とも亡くなった後の管理を考えておく必要があります。
一般的には、納骨して一定期間を過ぎると、ほかの人々の遺骨と1カ所に埋葬する「合葬(ごうそう)」になるケースが多いです。
費用の相場は、墓地や霊園によって異なりますが、150万円~300万円ほどです。

4.承継者を必要としない、ひとりのお墓「個人墓」

個人墓は、ひとり単位で入るお墓で、承継を前提としません。
夫婦墓と同様、一定期間を過ぎると合葬されるケースが多いです。
墓地や霊園によって費用は異なりますが、150万円~300万円ほどが相場です。

5.個別の墓石や区画がない「永代供養墓」

永代供養墓とは、主に寺院にある、承継を前提としないお墓です。
個別の墓石や区画を購入する必要がなく、費用の相場は5万円~30万円ほどです。
永代供養墓は一定期間を過ぎると合葬され、寺院が存続する限り、半永久的に供養してもらえます。

6.建物のなかに骨壺を安置する「納骨堂」

納骨堂とは、建物の中に骨壺を安置するお墓です。
家族単位、夫婦単位、ひとり単位などが選べ、一定期間後に合葬されるものもあれば、代々受け継ぐタイプもあります。
立地などにもよりますが、費用の相場は一人用で50万円前後、家族用で100万円前後です。

7.木や花を墓石代わりにする「樹木葬・樹林葬」

樹木葬・樹林葬とは、自然葬のひとつで、木や花などを墓石代わりにしたお墓です。
承継を前提とせず、一定期間後に合葬されるケースが多いです。
夫婦単位、ひとり単位など、さまざまなタイプがあり、50万円前後の価格帯が中心です。
たとえば、立源寺のパドマ樹林霊園は、20万円~/区画から販売しています。
くわしい情報を知りたい方は、「お墓の種類と価格」のページをご確認ください

8.海や山に遺骨をまく「散骨」

散骨は、遺骨を細かく砕き、山や海にまく供養の方法です。
散骨はどこでもできるわけではなく、禁止されている地域もありますので、専門の会社に依頼して行うと安心です。
会社によって費用は異なりますが、遺骨を預けて散骨してもらう場合は5万円~10万円、遺族が散骨を行う場合は20万円~40万円ほどが相場です。

9.自宅に遺骨を安置する「手元供養」

手元供養とは、自宅の仏壇などに骨壺を置いて、供養することです。
手元においておくだけなので、費用はかかりません。

ここまで、お墓の種類と供養の方法をお伝えしました。
9つの方法のなかでは、散骨や手元供養以外のいずれかのお墓を選ぶ人が多いと思います。

では、どんな手順でお墓を探していけばいいでしょうか?

後悔しないお墓探しの流れ

お墓探しは、以下の流れに沿って進めていきましょう。

1. 家族で相談して、お墓の種類や大まかな場所を決める
2. 条件に合うお墓の情報を集める
3. 現地で見学をする

1.家族で相談して、お墓の種類や大まかな場所を決める

新しくお墓を建てる場合は、まず家族と話し合いをして、お墓の種類や大まかな場所を決めましょう。

たとえば、夫婦が地元に家族墓を建てたいと考えていても、実際にお墓参りに行くのは子供たちです。
「もっと、子供たちがお墓参りしやすい場所に建ててほしい」などの要望が出てくるかもしれませんし、誰がお墓を継ぐのかを決めておく必要もあります。
親と子供で意見が異なる場合がありますので、しっかりと話し合いをしましょう。

2.条件に合うお墓の情報を集める

家族で話して、お墓の種類や場所が大まかに決まったら、新聞の折り込み広告やインターネットなどで、条件に合うお墓を探しましょう。

その際、墓地の種類についても確認してください。
墓地には大きく以下3つの種類があり、運営母体がそれぞれ違います。

お寺が運営している「寺院墓地」

お寺が運営している寺院墓地は、家族墓などの従来型のお墓が多い傾向がありますが、永代供養墓や樹林霊園を運営しているお寺もあります。
たとえば、立源寺では、一般的なお墓以外に「樹林霊園」をご用意しています。

都道府県や市区町村などの自治体が運営する「公営墓地」

公営墓地は、都道府県や市区町村などの自治体が管理しています。
立地がよかったり、料金的にも手ごろだったりすることもあり、人気があります。
そのため、抽選になることが多く、募集期間も限られています。

また、その地域に数年住んでいることが、申し込み条件になっている場合があるので、きちんと確認しておきましょう。
たとえば、東京都の都立霊園では、申し込みの際に以下のような条件を満たしている必要があります。

1. 都内(八柱霊園の場合、松戸市を含む)に5年以上継続して住んでいること(お墓の種類によっては3年以上)
2. 現在守っている『親族の遺骨』があること
3. 遺骨に対して、祭祀の主宰者であること(以下のいずれかを行った者)
・葬儀の喪主を務めた
・法事の施主を務めた
・役所に死亡の届けをした、或いは火葬の申請をした
(出典:都立霊園をご希望の方へ)

民間企業が運営する「民間霊園」

寺院墓地や公営墓地以外のお墓は、民間霊園と呼ばれ、民間企業が運営しています。
一般的な墓地と同じ雰囲気のところもありますが、西洋風のデザインのお墓なども増えています。

このように、運営母体の確認もしながら、お墓の候補を絞り込んでいきましょう。

3.現地で見学をする

いくつかお墓の候補を絞り込んだら、実際に現地に行き、見学しましょう。
その際は、以下の点をチェックしてくださいね。

・交通のアクセスは便利か
お墓参りに行きやすいことは、とても重要。
電車やバスなどの公共交通機関で行く場合は、最寄り駅からどのくらいかかるか、実際に歩いてみましょう。
お墓参りの度に行く場所なので、10年、20年経って、あなたが年齢を重ねたときでも歩けそうな距離なのか、という視点も入れて判断してくださいね。
車で移動する方は、駐車場の有無や収納台数をチェックしてください。

・宗旨・宗派などの条件はあるか
寺院墓地の場合は、お墓を建てる際に檀家になることが条件になっている場合があります。
そういった条件があるかも確認しておきましょう。

・設備は充実しているか
お墓参りの道具や水道設備の整備などを確認し、お墓参りしやすい環境なのかをチェックしましょう。
また、お墓参りの前後に休憩ができるようなスペースがあるかも重要です。
・住職やスタッフなどの印象
今後、長いお付き合いになるので、住職やスタッフの方の雰囲気を確認しておきましょう。

上記のポイントをクリアするお墓を選んでくださいね。
すべての条件を満たすことが難しい場合は、とくに譲れない条件を決めて判断しましょう。

お墓選びは家族みんなに関わる問題

お墓選びで後悔しないためには、家族でしっかりと話しあうことが大事です。
故人が安らかに眠れるように、きちんと情報収集をしてくださいね。

長昌山 立源寺/自由が丘 樹林霊園パドマ

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